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ごあいさつ

長浜市立長浜南小学校 学校教育目標

     

 「ツバメのくる学校」

                              校長  土 田 康 巳

 

   みなさんはもう、今年のツバメを見ましたか? ツバメは東南アジアから数千kmの距離を渡って日本に戻り子育てをします。古来、ツバメは害虫を食べる益鳥として、商売繁盛の吉兆として歓迎されてきました。最近はその数が大きく減っているそうです。

    泥と枯草を唾液で固めてを造ります。ほとんど人工物に造巣し、民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著です。ふつう野生生物は人間を恐れて、人間から離れたところで暮らしています。とくに巣をつくるときは、人間の目に触れないところにつくります。

    ところが、ツバメは人間の家の軒下など、人間の生活している場所に堂々と巣づくりをします。なぜでしょうか。それは、人間に守ってもらうためだと言われています。ツバメの天敵であるヘビやカラスなどから卵や雛を守るために、天敵が恐れる人間のそばに巣をつくるのだそうです。私自身、子どもの頃に祖父から「ツバメは賑やかな家に巣を作るんや」という話を聞いたことがあります。

    5月初旬、本校の職員と話している中で、「この学校はツバメのくる学校、ツバメの学校ですよ。」「今年は例年と比べてツバメが少ないですね。」という話を聞きました。ツバメも子ども達がいない静まり返った様子に、例年とは違う「学校」を感じていたのかもしれません。

    本校では、「ツバメのくる学校」という手作り教材を使い、道徳の学習を進めてきました。子ども達は、ツバメの巣作りや子育て、力強く巣立っていく姿を温かく見守りながら、「かしこく やさしく たくましい子」へと成長してきました。今はツバメの姿もまだ少ない状況ですが、子ども達の笑顔とともに戻ってきてくれることでしょう。何はともあれ、学校の主人公は子ども達です。子ども達の笑顔が溢れる学校再開を願っています。

  本校の正面玄関には、三本松があります。枝振りも見事で青々と映えています。この松は、昭和四五年に旧学区(六荘・神田・西黒田)の輝かしい歴史、伝統の継承と子どもや地域の人々の健勝への願いを松の「常緑」に込めて寄せ植えされたものです。十年前には、創立四十周年を記念して、そこに「三美満樹」と樹名を刻した石碑が建立されました。三美とは、本校がめざす三つの美、「目に美しく」(環境)「耳に美しく」(言葉、静けさ)「心に美しく」(優しく・賢く)の教育をさします。子どもの心と頭が磨かれ、豊かな心を持ったたくましい人に成長するよう、今年度も「三美教育」を積極的に実践してまいります。皆々様のご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげます。


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